自走できる人とは

自走できる人ってどんな人のことを指すのだろうか?

恐らく、一般的な回答としては、

「自分の頭で徹底的に考え抜き、自ら率先して行動することで、最高の成果を出し続けることができる人」みたいなことを皆さんイメージするのではないだろうか?

これって、社会人からしたら至極当然のことだと思うのだけど、学生の僕からするとイマイチ分からない。

正直なところ、”言うは易く行うは難し”って感じである。

 

特に、前半部分の自分の頭で徹底的に考える力って言うのが少し抽象的で理解しにくい、いや理解してる気になってしまう部分であると思う。

僕個人の見解では、自分の頭で考えるって要するに「問いを立てていく力」だと思っている。

この時に重要なのは、知識の量がどれくらいあるかだとか、どれだけ客観的に考えられるかとかじゃなくて、とりあえず、自分なりの視点で、今ある自分のこれまで培ってきた種(データ)を用いて考えることかなと思っている。

そして、実際に、この「問いを立てていく力」みたいなものって、3年間のゼミの中で、いや学生生活の中で一番鍛えられたものだと、今更になって思う。

毎週出される課題図書。そしてそれに関する4000字のレポート。

その中で、常に自らある問題意識のもと、問い=仮説を立てては実証していく。この作業を繰り返しやっていくと、国際政治の研究といっても、最初にどういった筋の良い問いを立てれるかで、そのレポートの良し悪しが80%ぐらい決まってしまうことに気づくんだよね。

やっぱり優秀な学者とかって、僕のゼミの教授も含めて、「この問いを立てる力」にすごく秀でてる気がする。(ここに達するまでに、ものすごいトライアンドエラーを繰り返してのは間違いない。。)

 この力ってビジネスマンにとっても必要な素養だと思うし、今思うと学生時代に少しでも磨きをかけられたのは良かったと思う。

ただ、もちろん、筋の良い問いを継続して立てられるかっていたらまだまだだし、それにこの仮説を立てて検証していくスピード感って言うのも、まだまだ発展途上だなと痛感している。